文明のあと

 24, 2016 19:00
先日九州に帰省した際に行った遺構、
海底鉱山「向山炭鉱」。

K1IM7507_20161123220549ee7.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art


ここは、5年程前記事にした川南造船所(通称:伊万里造船所)からすぐの場所にある。
その川南造船所とは色々と関係があり、様々な歴史を経た炭鉱なんだそうだ。
詳しくはネットで「向山炭鉱」と調べればたくさん出てくるので、気になられた方は是非。
稼動していた頃の写真とかも見つかりますので。



さて、川南造船所には小さい頃から何度も行っていたが、この場所には行ったことが無かった。
道路から見えつつもなんだか地味だし、第一行き方がよくわからなかったのだ。

今回初めてアクセスを試みたが、
K1IM7443_20161123220546149.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art


こんな道があったのか。


ネットで調べてもアクセス方法載って無いんだよな…


それから先も一筋縄では行かない道を経て、

何とか到着。
コンクリートの構造物跡だ。
K1IM7530_20161123220543c22.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art


満潮時には木の根元あたりまで海水が来るようなので、
干潮を狙って来なければアクセスは厳しそう。

ちなみに砂地の上に落ちてる黒いのは全部石炭です。



海側に目をやると、
K1IM7515_20161123220549801.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art


おお!これが噂の海上遺構か…!
道路から見るよりずっと、はるかにカッコイイ。

左端、遠くの方に見える赤い施設は現行稼働中の造船所。
過去と未来ですね。




廃墟に訪れるといつも、当時働いていた人たちの様子とか、そういう景色を想像する。
K1IM7608_20161123220556ab7.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art

当時としては最新鋭の設備を投じて、海の下と陸の上から一生懸命石炭を掘り出してたんだろうなぁ

隣接する川南造船所では人間魚雷の「回天」を作ったりもしてたから、その時もこの石炭が使われたんだろうか。



干潮時間が夕暮れ前だったので、写真を撮ったりしてるとすぐに日が暮れてしまった。
K1IM7615_20161123220557961.jpg
PENTAX K-1 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art


あの施設の地下深くにある坑道は、今どうなっているんだろう。
もう海水に没しているんだろうけど、
「今日も事故無く頑張りましょう!」と書かれたプレートや労働者達の集合写真がそのままだったり、
水の中で当時のまま時間が止まったようになっているんだろうか。


そんなことを考えながら、日が暮れる前にこの場所を後にした。
K1IM7578_2016112322054416e.jpg
PENTAX K-1 / smc PENTAX-DA★ 55mmF1.4 SDM





海を見ると東を向くこの場所は朝焼けが綺麗だそうだ。

いつか朝焼けを見に、また来よう。

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COMMENT 4

ラムボク  2016, 11. 26 [Sat] 00:14

これは凄い。長崎の軍艦島に通じるものがありますね。イギリスにも、ドイツとの戦争でテムズ河の河口にこんな感じの砲台があったとTVにありました。伊万里に行きたくなりました。

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もぐら  2016, 11. 26 [Sat] 12:49

コメントありがとうございます!
九州は長崎や佐賀のここ等、炭鉱・軍需関連の遺構が結構残っています。
もし九州へ来られることがあれば、是非。
テムズ河のはマンセル要塞ですかね。
立ち入りは特に制限されてないようなので、時間とお金があればカメラ片手に行って見たいです。

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Lime  2016, 11. 27 [Sun] 23:27

おもわず鳥肌物! 素晴らしいです!

もぐら様

お世話になっております。 Limeです。
森の中の遺構とは一味違う海上遺構! シルエット状に浮かぶその姿の写真は、廃墟好きの私の心臓を鷲掴みされたような感覚に・・・思わず鳥肌が立ちました。 

日本人は過酷な鉱山経営の為に、素晴らしい技術や機械を持ってましたが、鉱山が廃れゆく今・・・まるで廃坑になった鉱山のごとく、同時に技術も埋もれつつあります。
基本的に鉱山の地下坑道は、水没はその鉱山の廃鉱山を意味します。 稼働中の鉱山でも地下坑道の揚水ポンプは地下水による水没から守る心臓部です。
製鉄会社の「高炉の火が消える」のと同じ意味が合って、一度水没させれば、水を抜くまでに莫大な費用がかかります。
このような写真を拝見するのはとても感慨深いです。

近くなら行ってみたい衝動に駆られました・・・
いつも感動をありがとう! これからも素晴らしい記事を書いてください。

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もぐら  2016, 11. 28 [Mon] 09:50

いつもコメントありがとうございます!
私も鉱物探しなどの際に山の中で廃鉱山を見ることが多く、海辺の、それも海の上に浮かぶ廃鉱山を見たのは初でした。

日本は高い鉱山技術を持っていたのですね。その辺が高いトンネル掘削技術に繋がっていたりするのでしょうか。
水没した鉱山といえば、コウモリ坑で見た、水の中を斜め下に延々と続く坑道を思い出します。果しない恐ろしさを感じつつ、何故か心惹かれるものがあるのが不思議でした。
また、クリスタルの洞窟で有名なメキシコのナイカ鉱山も近々ポンプを止めて水没してしまうそうですね。その前に一度あの場所へ行ってみたいものですが、、、

九州へこられた際は是非是非!!尾平・豊栄鉱山、板谷の水晶、池島の坑道見学などなど、Limeさんに楽しんで頂ける場所がたくさんあると思いますので。
その際はお声掛け下されば全力で情報御伝えします(笑)
それでは今後とも宜しくお願い致します。

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